2013年06月25日
サマリー
水道の蛇口から清浄な水を潤沢に得られる地域が多い現在の日本では、日常生活で水や水関連のインフラについてのリスクを感じる機会は少ないかもしれない。しかし、高度成長期を中心に、急速に整備が進められた水関連のインフラは、次第に老朽化が進む時期に差しかかり、維持・更新に多額の費用を要する可能性がある。また、地球温暖化などが降水量や蒸発散量、融雪時期などに影響を与えるとすれば、従来の水関連のインフラの機能では、対応できない課題を生み出す懸念もある。少子高齢化や産業構造の変化が進む中、国や地方自治体の財政事情は厳しさを増しており、水関連のインフラについても、効果的・効率的なマネジメントが求められよう。そこで、このシリーズでは、水に関わる基本的な事項を確認しながら、水に関わるリスクについて検討してみたい。
第1回 偏在する水と人
第2回 水の使われ方
第3回 水はどこから
第4回 水の力とふるまい
第5回 水と時の流れ
第6回 水への取り組み
第7回 水のこれから
1.大都市集中の緩和
2.水源の多様化と効率的利用
3.分散と集中の選択
4.水利用者による効率化
5.国土のデザインと水の活用
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