サマリー
◆令和9年度介護報酬改定に向けた議論が本格化している。改定の柱となる主なテーマは、①人口減少・サービス需要の変化に応じたサービス提供体制の構築、②地域包括ケアシステムの深化、③介護人材確保に向けた処遇改善等と職場環境改善やケアの質の向上に向けた生産性向上等、④制度の安定性・持続可能性を確保する報酬の在り方、の4点である。
◆2040年に向けて介護給付費の増加圧力が続く中、制度の持続可能性を確保するためには、「全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋(改革工程)」で示された給付と負担の見直しを着実に進めることが重要である。特に、第10期介護保険事業計画期間の開始(2027年度)までに結論を得るとされている重要項目については、見直しの方向性を確実に取りまとめることが求められる。介護報酬の簡素化についても、それらとセットで検討する必要がある。
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