2023年12月25日
サマリー
◆金融リテラシーや金融行動には、無視できない男女差が存在する。金融リテラシーでは、女性は相対的に、預金金利やインフレといった現在の金融環境下で重要性が高い項目の金融知識が乏しく、金融面での自信も低い傾向にある。金融行動面では、男性と比べて女性は資産形成の経験は乏しい一方、金融トラブル経験も少ないという特徴がある。
◆女性は退職後の年金受給額が少ない傾向にある一方、長生きリスクに直面しやすく、男性以上に資産形成の実践が重要とも考えられる。海外では、金融経済教育等の国家戦略において主要ターゲットに女性を含めるほか、女性の多様なニーズに合わせた金融経済教育を提供する事例が既に存在する。2024年以降に取り組みの加速が予想される日本の金融経済教育でも、海外事例も踏まえたジェンダーの観点の取り込みが望まれる。
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