サマリー
◆学校教育での金融経済教育への期待が高まる一方で課題は多く、その一つには教材の充実が挙げられる。金融経済教育の教材を充実させるにあたり、ゲーム教材の活用は選択肢の一つになろう。実際に海外では米国を中心に活用例が見られ、シミュレーション等による実践的な教育を提供できるという点や、楽しみながら学ぶことで関心を持ちやすいという面で有効であるとみられる。
◆日本の学校での金融経済教育は、家庭科や社会科等の一部として実施されていることから時間の制約が大きい。そうした中、ゲーム教材は授業内の活用のみだけでなく、自習教材や長期休暇の課題としての活用余地も大きいだろう。ゲーム教材の活用を進めていくにあたり、海外の事例で参考になる部分は多く、適切に取り入れていくことが望まれる。
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