サマリー
欧州中央銀行(European Central Bank; ECB)は、現在欧州が陥っている「欧州危機」に対して様々な対策を行っています。欧州危機の起源はパリバ・ショックと呼ばれる出来事です。
それ以降、ECBは従来の金融政策に加えて、非伝統的な金融政策を導入しています。非伝統的政策とは、金融危機や財政危機によって健全な銀行ですら資金調達が難しくなったため(流動性危機)、以前よりも機動的に、大量に流動性を供給することです。これまでECBが講じた施策は、無制限の資金供給オペレーション(通称オペ)、長期資金供給オペの期間延長、担保資産要件の緩和、主要国中銀との通貨スワップ協定締結、国債購入プログラムなどです。
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