2015年01月06日
サマリー
校舎は学びの場であるとともに、多くの時間を過ごす生活の場でもあるので、職場や工場などにも増して、リラックスした雰囲気が求められると思います。大きな火災や震災などを経験してきた我が国では、校舎の工法として、燃えにくく壊れにくい鉄筋コンクリート(RC)造が最良のものとして選ばれてきました。しかし、近年では、木の持つやわらかで温かみのある感触、あるいは湿度を適度にコントロールしてくれる働きなどを再評価して、構造や内装に木を使用する校舎が増えてきました。また、国産材を使うことは、森林の新陳代謝を促して地球温暖化対策になることや、地域の林業などの振興につながる観点からも、大きな意義があります。
平成25年度に新しく建築された公立学校施設(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校)は1,242棟あり、このうち木造施設数は254棟(20.5%)でした。また、木造ではないものの内装に木を使用している施設数は682棟(54.9%)で、これら両方を合わせると新築された校舎のうち、約75%で木が使用されていることになります。今回は、木材を活用した学校施設づくり講習会(主催 文部科学省、後援 林野庁)で見学した、茨城県守谷市立守谷小学校(平成24年7月完成)について紹介します。
第1回 下水と電力の関係 ~葛西水再生センター~
第2回 ぬるい水の力 ~新砂三丁目地区冷暖房事業~
第3回 スマートな横串 ~東京工業大学・環境エネルギーイノベーション棟~
第4回 余剰と時間差の有効活用 ~東京都・葛西給水所~
第5回 エネルギーとおいしい水の関係 ~東京都・朝霞浄水場~
第6回 オープンが主体性を育む ~千葉市・市民協働型実証実験「ちばレポ」~
第7回 複数の視点で評価する ~渋谷区立渋谷本町学園・地中熱ヒートポンプ~
第8回 規制改革は意識改革とともに ~つくば市・つくばモビリティロボット実験特区~
第9回 まちがあってこその道路~江東区・コミュニティサイクル~
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