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新たな宗教の布教形態を求めて

2004年08月26日

石田 佳宏

最近、ボトルウォーター(ペットボトルなど容器詰めになった飲料水)産業が目覚しい。「ミツカン水の文化センター」のホームページによれば、「日本全体で飲用に使う水の25.5%は市販のミネラルウォータ—、33%が浄水器を使った水を利用している。」としている。ボトルウォーターの市場は毎年10%前後成長しているといわれており、世界でも5兆円市場ともいわれているようだ。日本の水道水は、雨量も豊富で、世界でも高品質といわれているが、浄水器やボトルウォーターが60%弱も占めている。

先進国において、ボトルウォーターが伸びてきているのは、消費者のライフスタイルや生活習慣などが変化してきており、健康に関心の高い消費者が増加が主な要因ではなかろうか。

さて、日本の宗教界においては、どうであろう。信者や関係者の考えや望みも時代とともに変化しており、更なる満足度の高い信仰を求めつつあるのではないか。ボトルウォーターのように、パッケージを新しいペットボトルに代えたり、水の源泉を変えたりと水のようにはいかないかもしれない。しかしながら、同じ教義でも、新しい媒体を取り入れていくことは必要ではなかろうか。既にITなどを利用した布教など、色々と工夫されている宗教法人も多いように聞く。

世界的にみて水準の高い日本の水道水を既存の宗教の布教形態にたとえてみると、ボトルウォーターは、メールや携帯、ホームページなどに当てはめられないか。ボトルウォーターは、水道水より100倍~1000倍の値段で売れている。また、飲料水の半分超が浄水器とボトルウォーターで占めている。同じ水なのだが、値段が高くても、消費者の嗜好を掴んでしまうような流通形態などを工夫する事は、既に普及した宗教の教義も、信者への布教形態を工夫することと同じではないだろうか。ホームページやメールなどを活用してはいるがまだまだ、布教形態の半分を占めるとは言い難い。宗教界のボトルウォーターとは、どんなものであろうか。

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