サマリー
◆2023年5月の消費は前月から増加した。財消費のうち、百貨店商品販売額やアパレル販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比で前月からマイナス幅が縮小した。新車販売台数は前月から増加した(大和総研による季節調整値)。サービス関連のうち、新幹線輸送量は2019年同月比で前月からマイナス幅が縮小した。宿泊需要や外食需要は前月から回復した。
◆2023年6月の消費は前月から足踏みしたとみている。財消費のうち、百貨店大手3社やアパレル大手3社の既存店売上高は2019年同月比で見るとまちまちな結果だった。新車販売台数は前月から増加した(大和総研による季節調整値)一方、家電消費額は前月から減少した。サービス消費のうち、東海道新幹線と山陽新幹線の輸送量は2019年同月比で前月からマイナス幅が拡大した。宿泊需要や外食需要は前月からおおむね横ばいだった。移動人口の動向を見ると、月初には2019年同月の水準を8%程度下回っていたが、月末にかけて2019年同月の水準を回復した。
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