2026年07月28日
サマリー
◆労働力人口の減少や人手不足の深刻化が進む中、人材の確保・定着は企業の存続や成長を左右する経営課題となっている。こうした中、従業員が健康に働き続け、能力を発揮できる環境を整えることは、福利厚生にとどまらず、人材戦略の一環として重要性を増している。
◆健康経営 は、人的資本経営を支える土台である。教育訓練やリスキリングなどの人的資本投資も、従業員が健康で働ける状態にあってこそ効果を発揮する。健康状態の悪化はプレゼンティーイズムなどの生産性低下につながるため、健康経営を経営戦略と一体的に推進することが重要である。
◆今後の健康経営では、自社の健康課題や経営課題を踏まえたテーマ設定が一層重要になる。健康経営度調査は、自社に必要な健康施策を見極める手掛かりとなるものであり、近年は女性の健康、睡眠に加え、プレコンセプションケアやライフデザイン経営なども注目されている。企業には、政策動向も踏まえながら、人材の活躍と定着につながる健康投資を推進することが求められている。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
企業が今取り組むべき健康施策のポイント(後編)
健康投資の拡大と実効性向上に向けたデータ活用
2026年08月03日
-
高市政権のイノベーション政策の論点
テキスト分析でみる「統合イノベーション戦略2026」
2026年07月22日
-
積極的なR&D投資に踏み込めない日本企業
企業の保守的行動が危機管理投資・成長投資への懸念材料?
2026年07月15日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
日本の長期金利、2035年に5%台の可能性
2035年に3.5~4.2%程度で、海外保有拡大で1%pt超の上乗せも
2026年10月16日
-
増える高齢富裕層とその地域分布
高齢富裕層はどこにいるのか、その資産は今後どこへ向かうのか
2026年10月01日
-
金利上昇と「資本コストや株価を意識した経営」
金利上昇による資本コスト上昇は限定的だが引き続き要注視
2026年10月13日
-
預貸率における地域間格差
東京都への一極集中と地域金融機関に期待される対応
2026年10月02日
-
飲食料品の消費減税による消費行動への影響
買い控え・反動増は限定的。外食支援策は実態を見極めた対応を
2026年10月19日
日本の長期金利、2035年に5%台の可能性
2035年に3.5~4.2%程度で、海外保有拡大で1%pt超の上乗せも
2026年10月16日
増える高齢富裕層とその地域分布
高齢富裕層はどこにいるのか、その資産は今後どこへ向かうのか
2026年10月01日
金利上昇と「資本コストや株価を意識した経営」
金利上昇による資本コスト上昇は限定的だが引き続き要注視
2026年10月13日
預貸率における地域間格差
東京都への一極集中と地域金融機関に期待される対応
2026年10月02日
飲食料品の消費減税による消費行動への影響
買い控え・反動増は限定的。外食支援策は実態を見極めた対応を
2026年10月19日

