サマリー
◆2023年2月の消費は前月から概ね横ばいだった。財消費のうち、百貨店大手3社の売上高伸び率やアパレル大手3社の既存店売上高伸び率は前月から上昇した。新車販売台数は前月からほぼ横ばいだった(大和総研による季節調整値)。サービス消費のうち、新幹線輸送量は2019年同期比で前月からほぼ横ばい、国内線の旅客輸送量は前月からマイナス幅が縮小した。外食需要は前月から回復した。
◆2023年3月の消費は前月から横ばい圏で推移したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社やアパレル大手3社の既存店売上高はまちまちな結果だった。新車販売台数は前月から減少した(大和総研による季節調整値)。サービス関連のうち、新幹線輸送量は2019年同期比で前月からマイナス幅が縮小した。宿泊需要は前月から回復した一方、外食需要は回復が鈍化した。移動人口の動向を見ると、月下旬にかけて小幅に落ち込んだものの、均して見れば感染拡大前の2019年同月の95%程度の水準まで回復した。
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