サマリー
◆2023年4月の消費は前月から増加した。財消費のうち、百貨店商品販売額やアパレル販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比で前月からマイナス幅が縮小した。新車販売台数は前月から大幅に増加した(大和総研による季節調整値)。サービス関連のうち、外食需要は前月から回復が継続した。
◆2023年5月の消費は前月から増加が継続したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社の既存店売上高は2019年同月比で前月から伸び率が高まった。新車販売台数は前月から増加した(大和総研による季節調整値)。サービス消費のうち、新幹線輸送量は2019年同月比で前月からマイナス幅が縮小した。宿泊需要や外食需要は前月から回復した。移動人口の動向を見ると、5月初は2019年同月の90%程度の水準まで落ち込んでいたが、月下旬にかけて同94%の水準まで緩やかに回復した。
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