サマリー
◆2026年6月の家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は前月比▲6.4%と3カ月ぶりに減少した。複数の需要側統計を用いて補正した世帯消費動向指数(CTIミクロ)で見た実質消費は同▲5.1%だった。前月の増加からの反動減や天候不順などの影響を除いても減少幅は大きく、半耐久財とサービスを中心に弱い結果となった。また、供給側統計の商業動態統計では、CPIの財指数で実質化した小売販売額が同▲4.4%だった。総じて見れば、6月の個人消費は前月から大幅に減少したと判断される。
◆先行きの個人消費は7月に増加に転じ、その後は緩やかな増加基調が続こう。名目賃金は春闘での高水準の賃上げもあって上昇が続く見込みである一方、物価上昇率は政府の物価高対策などで一定程度抑制される。ただし、原油の輸入価格が代替調達もあって高止まりする場合、幅広い分野の価格に波及し、個人消費を下押しするだろう。
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