サマリー
◆2023年7月の消費は前月から小幅に増加した。財消費のうち、百貨店商品販売額やアパレル販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比で前月からマイナス幅が縮小した。新車販売台数は前月から減少したが、均して見れば増加基調を維持した(大和総研による季節調整値)。サービス関連のうち、新幹線輸送量は2019年同月比で前月からマイナス幅が横ばいだった。宿泊需要や外食需要は前月から回復した。
◆2023年8月の消費は前月から概ね横ばいで推移したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社の既存店売上高は2019年同月比で前月から伸び率が高まった。新車販売台数は前月から増加した。サービス消費のうち、新幹線輸送量は2019年同月比で前月からマイナス幅が横ばいだった。宿泊需要は前月からプラス幅が拡大した。移動人口の動向を見ると、下旬にかけて減少し、2019年同月を2%程度下回った。
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