2015年11月27日
サマリー
◆2020年以降の新しい国際枠組等の合意を目指してCOP21が開幕する。ほぼ全ての国(178か国)が約束草案の提出を済ませており、交渉の準備は整った。しかし、公平で実効性の担保に必要な、法的義務の範囲や先進国と途上国の差異化等に係る課題が残されており、合意内容は予断を許さない状況にある。交渉が難航した場合、法的合意の範囲は、全ての国に共通する、気候変動対策の基本的な内容にとどまることも想定される。
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