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12月22日の「スープの日」には、手作りあったかスープで「食品ロス削減」!

2020年12月17日

経済調査部 主任研究員 市川 拓也

12月22日は「スープの日」である。一般社団法人日本記念日協会のウェブサイトによると、1980年に日本スープ協会が制定し、「12と22で『いつ(12)もフーフー(22)とスープをいただく』という語呂合わせから12月22日としたもの」だそうである。11月22日が「いい夫婦の日」で翌月22日は「スープの日」とは、22日はいろいろな語呂合わせがあるものである。

記念日の話はさておき、毎日スープを飲む人は若干減ってきているようである。マイボイスコム株式会社が行った「スープ・汁物に関するアンケート調査(第3回)」(2019年1月1日~5日)に記載されたデータによると、ほぼ毎日飲む人の割合(1日1回、2回、3回以上の合計)は2019年1月調査時で42.5%であり、前回2016年3月の44.3%、前々回2013年3月の45.6%から比べるとわずかながら低下傾向にある。ただし、「家計調査結果」(※1)における「乾燥スープ」の消費支出金額を見ると、近年、連続して前の年を上回っており、2019年の金額を2015年と比較すると約21%増加している。このことから、特に「スープ離れ」が起きているというわけでもなさそうである。

スープにもいろいろな種類があるが、各種の野菜をふんだんに使ったスープは、食物繊維やビタミンなど体にいい成分をたくさん摂取することができる。抗がん剤の世界的権威である前田浩医学博士が『ウイルスにもガンにも野菜スープの力』(2020年4月、幻冬舎)というタイトルの書籍を著していることからしても、野菜スープと健康維持には深い関係がありそうである。

スープはおいしく健康によいばかりではなく、食品ロス削減にも役立つ。埼玉県さいたま市では「Saitama Sunday Soup(日曜日は食べつくスープ!)」として余った野菜等生鮮食材をスープにして食べつくす食品ロス削減の取り組みを行っている。また、「参加者が規格外野菜を音楽と共に楽しく調理をして食べる、世界規模のエンターテイメント型フードロス啓蒙プロジェクト」(※2)である「ディスコスープ」のイベントも世界各地で行われるようになっている。規格外野菜、端野菜まで温かく受け入れるスープは、食材を無駄にしないための手段として、今や世界規模で関心を集めているのである。

12月21日の冬至が迫り、寒さの本番はこれからである。翌22日「スープの日」には冷蔵庫に残った野菜等から温かいスープを作って、食品ロス削減を実体験するもよいだろう。

(※1)総務省統計局ウェブサイト
(※2)一般社団法人日本スローフード協会ウェブサイト

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経済調査部
主任研究員 市川 拓也