サマリー
◆2024年5月の消費は4月から増加した。財消費のうち、百貨店商品販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比で4月から伸び率が上昇し、アパレル販売額はマイナス幅が縮小した。新車販売台数は4月から増加した(大和総研による季節調整値)。サービスのうち、新幹線輸送量は19年同月比で4月から伸び率が上昇した。宿泊者数の伸び率(19年同月比)は4月から低下した一方、外食売上高の伸び率(同ベース)は上昇した。
◆6月の消費は5月から減少したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社の既存店売上高は2019年同月比で5月からプラス幅が縮小した。アパレル大手3社の既存店売上高はうち2社でプラス幅が縮小した。新車販売台数は3カ月ぶりに減少した(大和総研による季節調整値)。サービス消費では、東海道以外の新幹線輸送量は19年同月比で5月から伸び率が上昇した。JCBが集計した宿泊消費額、外食消費額(いずれも大和総研による季節調整値)は5月から増加した。
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