金利のある世界で求められる地域銀行の資金調達戦略(後編)

社債発行による調達ルート多様化の可能性

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サマリー

◆預金獲得競争が激化する中、地域銀行の新たな資金調達ルートとして、社債の重要性が高まっている。社債調達には、資金調達ルートの多様化だけでなく、大口の資金調達や中長期の資金確保といった様々なメリットがある。

◆社債は預金に比べて調達コストが高いこともあり、これまで地域銀行の社債発行は、自己資本や損失吸収力を強化するための劣後債の発行が主だった。しかし、直近では地域銀行によるシニア債(普通社債)の発行が相次いでおり、今後も増えていく可能性がある。

◆大規模行ほど良い発行体格付を得ている傾向にあり、実際に社債を発行しているのも大規模行が多いが、中小規模行であっても経営努力や社債投資家との対話を通じて格付や発行条件を改善し得る。

◆各地域銀行がそれぞれの置かれた環境や経営状況に鑑み、預金だけに頼らない資金調達戦略を選択肢に入れることは非常に重要だ。

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