1. トップ
  2. レポート・コラム
  3. 経済分析
  4. 日本
  5. 20年度設備投資は9年ぶりに減少で着地か

20年度設備投資は9年ぶりに減少で着地か

〈DBJ設備投資計画調査〉感染拡大で非製造業を中心に軟調な見通し

2020年08月12日

経済調査部 エコノミスト 小林 若葉

経済調査部 エコノミスト 鈴木 雄大郎

サマリー

◆日本政策投資銀行(DBJ)が公表した2019・2020・2021年度の全国設備投資計画調査(大企業)によると、2019年度の国内設備投資額(全産業)は前年度比+1.9%となった。2019年度は投資内容の精査のほか、米中貿易摩擦や年度末にかけて深刻化した新型コロナウイルス感染拡大の影響などによって前年度調査の計画を下回った。

◆2020年度の国内設備投資計画(全産業)は前年度比+3.9%となっている。当年度計画としては、減少が見込まれていた2009年度以来の低水準の伸びである。業種別では、製造業は同+8.1%、非製造業は同+1.4%と計画されている。

◆当年度の設備投資計画調査は上振れする傾向があることに鑑みると、2020年度の伸び率はマイナス圏で着地するとみている。ただし、大規模な感染拡大防止策が実施されたり、金融システムが不安定化したりしなければ、減少率はリーマン・ショック発生後の2009年度(前年度比▲16.7%)よりも小幅となろう。

◆2020年度の研究開発費計画の前年度比伸び率は前年度から大きく低下する見込みである。これに伴い、2020年4-6月期のGDP速報では研究・開発(R&D)産出額が前期から減少するように推計され、設備投資を下押しすることが見込まれる。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

執筆者のおすすめレポート