2024年07月25日
サマリー
◆保守党スナク前政権では、それまでの監査・ガバナンス強化の方針を放棄し、企業活動の自由度を高める方向に政策転換したが、総選挙の結果誕生した労働党スターマー新政権では、再び監査・ガバナンス強化が進められる。
◆監査強化では、監督官庁を改組して業務範囲を拡大する方向だ。コーポレートガバナンス・コードでは、撤回された改訂案が復活するだろう。
◆もともと保守党政権で監査・ガバナンス強化は進められてきており、労働党もその方針には大きな反対はないようだ。スナク前政権での緩和方針を逆転して監査・ガバナンス強化に回帰するスターマー新政権による取り組みが企業活動や証券市場にどのように影響するか、要注目だ。
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