2024年07月25日
サマリー
◆保守党スナク前政権では、それまでの監査・ガバナンス強化の方針を放棄し、企業活動の自由度を高める方向に政策転換したが、総選挙の結果誕生した労働党スターマー新政権では、再び監査・ガバナンス強化が進められる。
◆監査強化では、監督官庁を改組して業務範囲を拡大する方向だ。コーポレートガバナンス・コードでは、撤回された改訂案が復活するだろう。
◆もともと保守党政権で監査・ガバナンス強化は進められてきており、労働党もその方針には大きな反対はないようだ。スナク前政権での緩和方針を逆転して監査・ガバナンス強化に回帰するスターマー新政権による取り組みが企業活動や証券市場にどのように影響するか、要注目だ。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
「作文業務」と化したコード対応の見直しへ
大転換を予想させる英国スチュワードシップ・コード改訂の問題意識
2024年03月06日
-
英国ガバナンス・コード改訂を公表
内部統制制度関連以外は、小幅な改訂にとどまる
2024年02月01日
-
英国証券市場改革の「ガバナンス軽視」
新規上場の促進、成長重視へと政策転換する英国証券市場
2024年01月15日
-
英国ガバナンス改革の曲がり角
コーポレートガバナンス・コード厳格化の改訂方針を撤回
2023年11月21日
-
英国の株式市場改革—市場構造の簡素化へ
プレミアム/スタンダードの統合、議決権種類株発行企業の上場促進
2023年04月27日
-
スチュワードシップ・コード改訂—株主総会議案に関する賛否理由の開示を求める
大幅改訂が大詰めを迎える英国、日本のコード改訂の行方は?
2019年10月07日
同じカテゴリの最新レポート
-
CGコード改訂案に揺れる「現預金」の位置付け
機関投資家と上場会社で認識のズレが露呈
2026年03月18日
-
東証、オーナー企業の実態開示を拡充へ
資本関係、人的関係、経営関与の有無
2026年03月12日
-
発行体視点で考えるTOPIX改革
TOPIX除外は企業のIR・SRに影響、2027年10月の再評価は超重要
2026年03月09日
最新のレポート・コラム
-
日本は国際的な人材獲得競争で勝てるのか
外国人労働者の増加継続を見込むも経済下振れと円安がリスク要因
2026年04月07日
-
2026年2月消費統計
財は弱いもののサービスが強く、総じて見れば前月から小幅に増加
2026年04月07日
-
原油高・リスクオフ下での新興国の耐性は
脆弱性が最も懸念されるのは南ア。耐性が高いのはブラジル
2026年04月06日
-
トランプ大統領「米国政府と契約したければDEIをやめなさい」
大統領令を発出し、米国政府の契約先企業によるDEIへの取り組みを精査・規制する方針を明示
2026年04月06日
-
「第3次オイルショック」発生リスクへの日本の対応は十分か
2026年04月08日
よく読まれているリサーチレポート
-
米国:AIブームの裏側で高まる金融リスク
ITセクターの収益懸念が揺らすプライベート・クレジット市場
2026年03月13日
-
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
-
中東情勢緊迫化が日本経済の下振れリスクに
原油価格100ドル/バレルで26年度の実質GDP成長率は▲0.2%pt
2026年03月02日
-
ガバナンス・コード改訂による取締役会等機能強化
取締役事務局の役割を列挙、保有現預金の検証、「コーポレートセクレタリー」への言及など
2026年03月11日
-
「SaaSの死」は何を意味するのか?
AIエージェントが促すSaaS業界の構造変化、経済社会・雇用への波及
2026年03月03日
米国:AIブームの裏側で高まる金融リスク
ITセクターの収益懸念が揺らすプライベート・クレジット市場
2026年03月13日
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
中東情勢緊迫化が日本経済の下振れリスクに
原油価格100ドル/バレルで26年度の実質GDP成長率は▲0.2%pt
2026年03月02日
ガバナンス・コード改訂による取締役会等機能強化
取締役事務局の役割を列挙、保有現預金の検証、「コーポレートセクレタリー」への言及など
2026年03月11日
「SaaSの死」は何を意味するのか?
AIエージェントが促すSaaS業界の構造変化、経済社会・雇用への波及
2026年03月03日


