2024年03月06日
サマリー
◆英国で5年ぶりにスチュワードシップ・コードの改訂作業が開始された。
◆現行のスチュワードシップ・コードは、説明・開示を求める事項が膨大であり、文書の作成・公表のための作業負担によって、かえって本来のスチュワードシップ活動に支障をきたしているのかもしれない。
◆このような問題意識に立ち、実効的なスチュワードシップ活動を回復し、英国の企業と経済を活性化するために、説明・開示事項を増やすばかりだった従来の改訂とは方向性の異なる検討が進められる見通しである。
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