サマリー
◆日本銀行(以下、日銀)から2015年1-3月期の資金循環統計(速報)が公表された。株価上昇等を背景に金融資産残高を増加させた主体が多い。
◆家計の金融資産残高は、株高による残高増加に加え、投資信託、保険・年金準備金、外国証券への資金流入等を背景に過去最高を更新した。依然として、現金・預金がポートフォリオの中心ではあるものの、金融資産に占めるリスク資産の割合が高まっているなど、好調な投資環境の下、リスク資産への投資意欲の高さが窺える。
◆年金では、主に財政融資資金預託金や現金・預金への流入超および株高を受けて金融資産残高が増加した。国債を売却し、よりリスクの高い株式・出資金や投資信託などに投資する動きが見られたが、これらの動きは小さく目立つものではなかった。
◆事業会社(民間非金融法人企業)では、対外直接投資が流入超(海外への投資増)となったほか、非金融法人部門(主に海外部門が資金の出し手)からの借入が増加するなど、企業の海外展開に伴い、資金運用・調達面においても海外シフトが進んでいるものと考えられる。
「なるほど金融」の「おカネはどこから来てどこに行くのか 資金循環統計の読み方」もご参照ください。
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