2014年12月22日
サマリー
◆日本銀行(以下、日銀)から2014年7-9月期の資金循環統計(速報)が公表された。株価の上昇等を背景として金融資産残高を増加させた主体が多い。
◆家計の金融資産残高は、株高による金融資産残高増加に加え、投資信託などのリスク性資産への資金流入が加速し、過去最高額となった。依然、現金・預金がポートフォリオの中心ではあるものの、NISA(少額投資非課税制度)などの影響もあり、リスク資産への移行が生じ始めているように思われる。
◆年金や生命保険では国内債券を売却し、よりリスクの高い株式・出資金、外債等への投資の動きが前期に引き続き見られる。
◆事業会社(民間非金融法人企業)では、フローベースでの借入(民間金融機関の貸出)が+4.4兆円と前期のマイナスからプラスに転じ、株式・出資金(負債側=資金調達)は+0.7兆円と9四半期連続の流入超となった。企業の資金調達需要が続いていると判断される。また、対外直接投資の残高は9四半期連続で過去最高を更新している。
「なるほど金融」の「 おカネはどこから来てどこに行くのか 資金循環統計の読み方」もご参照ください。
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