サマリー
◆2024年9月の消費は8月から横ばい圏で推移したとみられる。財消費のうち、百貨店商品販売額とアパレル販売額はいずれも新型コロナウイルス感染拡大前の19年同月比で8月からマイナス幅が拡大した。他方、新車販売台数は8月から増加した(大和総研による季節調整値)。サービスのうち、宿泊者数と外食売上高の伸び率(19年同月比)は8月から上昇した。
◆10月の消費は9月から横ばい圏で推移したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社の既存店売上高は2019年同月比で9月から伸び率が前月から上昇し、プラスに転じた。ただし、19年10月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減で同年10月の水準が低かった点に留意が必要だ。アパレル大手3社のうち2社の既存店売上高は前月から伸び率が上昇した。新車販売台数は2カ月連続で増加した(大和総研による季節調整値)。サービス消費では、新幹線輸送量は19年同月比で9月から伸び率が上昇した。JCBが集計した宿泊消費額は9月から増加した一方、外食消費額は9月から減少した(いずれも大和総研による季節調整値)。
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