サマリー
◆2024年7月の消費は6月から小幅に増加したとみられる。財消費のうち、百貨店商品販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の19年同月比で6月から伸び率が低下した。他方、アパレル販売額は6月からマイナス幅が縮小した。新車販売台数は6月から増加した(大和総研による季節調整値)。サービスのうち、宿泊者数と外食売上高の伸び率(19年同月比)は6月から上昇した。
◆8月の消費は7月から小幅に減少したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社のうち2社の既存店売上高は2019年同月比で7月からプラス幅が縮小した。アパレル大手企業のうち、既公表のしまむらの既存店売上高は7月からプラス幅が縮小した。新車販売台数は2カ月ぶりに減少した(大和総研による季節調整値)。サービス消費では、山陽以外の新幹線輸送量は19年同月比で7月から伸び率が低下した。JCBが集計した外食消費額は7月から増加した一方、宿泊消費額は減少した(いずれも大和総研による季節調整値)。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
2024年6月消費統計
気温高で夏物衣料やエアコンなどが好調で、個人消費は小幅に増加
2024年08月06日
-
消費データブック(2024/8/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2024年08月02日
-
2024年5月消費統計
自動車購入は回復もサービスは弱く消費は小幅な増加にとどまる
2024年07月05日
-
消費データブック(2024/7/3号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2024年07月03日
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年6月消費統計
需要側統計は弱いが供給側は強く、総じて見れば前月から小幅に増加
2025年08月08日
-
消費データブック(2025/8/4号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年08月04日
-
既に始まった生成AIによる仕事の地殻変動
静かに進む、ホワイトカラー雇用の構造変化
2025年08月04日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
2025年度の最低賃金は1,100円超へ
6%程度の引き上げが目安か/欧州型目標の扱いや地方での議論も注目
2025年07月16日
-
のれんの償却・非償却に関する議論の展望
2025年07月07日
-
日本経済見通し:2025年7月
25年の賃上げは「広がり」の面でも改善/最低賃金の目安は6%程度か
2025年07月22日
-
対日相互関税率は15%で決着へ-実質GDPへの影響は短期で▲0.5%、中期で▲1.2%-
相互関税以外の関税措置も含めると実質GDPは中期で3.2%減少
2025年07月23日
-
新たな相互関税率の適用で日本の実質GDPは短期で0.8%、中期で1.9%減少
相互関税以外の関税措置も含めると実質GDPは中期で3.7%減少
2025年07月08日
2025年度の最低賃金は1,100円超へ
6%程度の引き上げが目安か/欧州型目標の扱いや地方での議論も注目
2025年07月16日
のれんの償却・非償却に関する議論の展望
2025年07月07日
日本経済見通し:2025年7月
25年の賃上げは「広がり」の面でも改善/最低賃金の目安は6%程度か
2025年07月22日
対日相互関税率は15%で決着へ-実質GDPへの影響は短期で▲0.5%、中期で▲1.2%-
相互関税以外の関税措置も含めると実質GDPは中期で3.2%減少
2025年07月23日
新たな相互関税率の適用で日本の実質GDPは短期で0.8%、中期で1.9%減少
相互関税以外の関税措置も含めると実質GDPは中期で3.7%減少
2025年07月08日