サマリー
◆2024年8月の消費は7月から減少したとみられる。財消費のうち、百貨店商品販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の19年同月比で7月から伸び率が低下し、マイナスに転じた。他方、アパレル販売額は7月からマイナス幅が縮小した。新車販売台数は7月から減少した(大和総研による季節調整値)。サービスのうち、宿泊者数と外食売上高の伸び率(19年同月比)は7月から低下した。
◆9月の消費は8月から減少したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社の既存店売上高は2019年同月比で8月から伸び率が前月から低下し、マイナスに転じた。アパレル大手3社のうち2社の既存店売上高は前月から伸び率が低下した。新車販売台数は2カ月ぶりに増加した(大和総研による季節調整値)。サービス消費では、北陸以外の新幹線輸送量は19年同月比で8月から伸び率が上昇した。JCBが集計した外食消費額、宿泊消費額は8月から減少した(いずれも大和総研による季節調整値)。
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