サマリー
◆2024年6月の消費は5月から小幅に増加した。財消費のうち、百貨店商品販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の19年同月比で5月から伸び率が低下した一方、アパレル販売額はマイナス幅が縮小した。新車販売台数は5月から小幅に減少した(大和総研による季節調整値)。サービスのうち、宿泊者数と外食売上高の伸び率(19年同月比)は5月から上昇した。
◆7月の消費は6月に続き小幅に増加したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社の既存店売上高は2019年同月比で6月からプラス幅が縮小した。他方、アパレル大手企業のうち、既公表のしまむらの既存店売上高はプラス幅が拡大した。新車販売台数は大幅に増加した(大和総研による季節調整値)。サービス消費では、東海道以外の新幹線輸送量は19年同月比で6月から伸び率が上昇した。JCBが集計した宿泊消費額は6月から増加した一方、外食消費額(いずれも大和総研による季節調整値)は6月から減少した。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
2024年5月消費統計
自動車購入は回復もサービスは弱く消費は小幅な増加にとどまる
2024年07月05日
-
消費データブック(2024/7/3号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2024年07月03日
-
2024年4月消費統計
個人消費は引き続き停滞感の見られる内容
2024年06月07日
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年5月消費統計
実質消費支出は上振れも、総じて見れば前月から概ね横ばい
2025年07月04日
-
消費データブック(2025/7/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年07月02日
-
2025年6月日銀短観
業況判断DI(最近)は底堅いが、先行きへの強い警戒が示された内容
2025年07月01日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
第225回日本経済予測(改訂版)
人口減少下の日本、持続的成長への道筋①成長力強化、②社会保障制度改革、③財政健全化、を検証
2025年06月09日
-
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日
-
「トランプ2.0」、外国企業への「報復課税」?
Section 899(案)、米国に投資する日本企業にもダメージの可能性有
2025年06月13日
-
日本経済見通し:2025年5月
経済見通しを改訂/景気回復を見込むもトランプ関税などに警戒
2025年05月23日
-
信用リスク・アセットの算出手法の見直し(確定版)
国際行等は24年3月期、内部モデルを用いない国内行は25年3月期から適用
2022年07月04日
第225回日本経済予測(改訂版)
人口減少下の日本、持続的成長への道筋①成長力強化、②社会保障制度改革、③財政健全化、を検証
2025年06月09日
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日
「トランプ2.0」、外国企業への「報復課税」?
Section 899(案)、米国に投資する日本企業にもダメージの可能性有
2025年06月13日
日本経済見通し:2025年5月
経済見通しを改訂/景気回復を見込むもトランプ関税などに警戒
2025年05月23日
信用リスク・アセットの算出手法の見直し(確定版)
国際行等は24年3月期、内部モデルを用いない国内行は25年3月期から適用
2022年07月04日