2024年1月全国消費者物価

宿泊料の影響を主因にCPIの前年比上昇率は縮小

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2024年02月27日

サマリー

◆2024年1月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+2.0%となった。全国新コアコアCPI(除く生鮮食品、エネルギー)は同+3.5%であった。物価の前年比は緩やかな鈍化基調となっている。

◆2024年1月のコアCPIの前年比の動きを財・サービス別に見ると、耐久消費財、半耐久消費財、非耐久消費財(除く生鮮食品、エネルギー)、エネルギー、サービスともに前月から伸び率が低下した。

◆先行きの新コアコアCPIは、2023年度で前年比+3.8%、24年度で同+1.9%、25年度で同+2.0%の見込みだ。当社では、2024年春闘での定期昇給込みの賃上げ率を3.8%と推計しており、30年ぶりの高水準となった前年を上回るとみている。賃上げによる人件費増加分を価格転嫁する動きが広がることで、2023年秋から低下傾向にあるインフレ率は前年比+2%程度で安定すると見込んでいる。

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