サマリー
◆【企業部門】2023年8月の輸出と生産はともに前月から減少した。輸出数量指数は前月比▲6.7%と3カ月ぶりに低下した。輸出管理強化の影響が表れた半導体等製造装置などが全体を下押しした。鉱工業生産指数は同▲0.7%と2カ月連続で低下した。トヨタ自動車の工場の稼働停止などにより、自動車工業の生産が下振れした。
◆【家計部門】2023年8月の消費は総じて見れば前月から小幅に減少した。家計調査ベースで見た二人以上世帯の実質消費支出は前月比+3.9%だった。ただし、商業動態統計や複数の統計で補正したCTIミクロなどで見ると個人消費は減少した。雇用関連指標のうち、完全失業率は2.7%と前月から横ばいだった。内訳を見ると、失業者は小幅に増加し、就業者も増加した。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
経済指標の要点(8/17~9/19発表統計分)
2023年09月19日
-
経済指標の要点(7/20~8/16発表統計分)
2023年08月16日
-
経済指標の要点(6/15~7/19発表統計分)
2023年07月19日
-
経済指標の要点(5/17~6/14発表統計分)
2023年06月14日
-
経済指標の要点(4/20~5/16発表統計分)
2023年05月16日
-
経済指標の要点(3/16~4/19発表統計分)
2023年04月19日
関連のレポート・コラム
最新のレポート・コラム
-
米GDP 前期比年率+2.8%と加速
2024年4-6月期米GDP:内需主導での堅調さを維持
2024年07月26日
-
監査・ガバナンス強化へ回帰する英国
昨年撤回した監査強化方針を復活し、ガバナンス・コードも厳格化へ
2024年07月25日
-
女性がキャリアを築ける職場ほど、子どもを持ちやすい
健保組合ごとの被保険者・被扶養者の出生率と、その要因の多変量解析
2024年07月24日
-
GX経済移行債に期待されるインパクトレポーティング
~GXの理解醸成促進に向けて~『大和総研調査季報』2024年夏季号(Vol.55)掲載
2024年07月24日
-
盛り上がりに欠ける英国の政権交代
2024年07月26日
よく読まれているリサーチレポート
-
「国債買入減額+利上げ」だけで長期金利は2%超えか
シナリオ別に見た日銀の国債買入減額による長期金利への影響試算
2024年06月12日
-
信用リスク・アセットの算出手法の見直し(確定版)
国際行等は24年3月期、内部モデルを用いない国内行は25年3月期から適用
2022年07月04日
-
第221回日本経済予測(改訂版)
賃上げ・物価高の先にある経済の姿と課題は?①賃上げ効果、②貿易デジタル赤字、③トランプリスク、を検証
2024年06月10日
-
「事業性融資の推進等に関する法律案」概要
事業性に着目した企業価値担保権の創設
2024年05月30日
-
バーゼルⅢ最終化による自己資本比率への影響の試算
標準的手法採用行では、自己資本比率が1%pt程度低下する可能性
2024年02月02日
「国債買入減額+利上げ」だけで長期金利は2%超えか
シナリオ別に見た日銀の国債買入減額による長期金利への影響試算
2024年06月12日
信用リスク・アセットの算出手法の見直し(確定版)
国際行等は24年3月期、内部モデルを用いない国内行は25年3月期から適用
2022年07月04日
第221回日本経済予測(改訂版)
賃上げ・物価高の先にある経済の姿と課題は?①賃上げ効果、②貿易デジタル赤字、③トランプリスク、を検証
2024年06月10日
「事業性融資の推進等に関する法律案」概要
事業性に着目した企業価値担保権の創設
2024年05月30日
バーゼルⅢ最終化による自己資本比率への影響の試算
標準的手法採用行では、自己資本比率が1%pt程度低下する可能性
2024年02月02日