サマリー
◆【企業部門】2023年5月の輸出、生産はともに前月から減少した。輸出数量指数は前月比▲2.0%と、米国向けの半導体等製造装置の輸出増が一服し、2カ月ぶりに低下した。鉱工業生産指数は同▲2.2%と4カ月ぶりに低下した。自動車工業で断続的な減産が発生し、全体を下押しした。
◆【家計部門】2023年5月の消費は総じて見れば足踏みが継続した。他方、雇用環境は底堅く推移したと判断される。家計調査ベースで見た二人以上世帯の実質消費支出は前月比▲1.1%と4カ月連続で減少した。雇用関連指標のうち、完全失業率は2.6%と前月から横ばいとなった。有効求人倍率は1.31倍と前月から小幅に低下した一方、新規求人倍率は2.36倍へと上昇した。
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