サマリー
◆【企業部門】2022年12月の輸出は前月から減少、生産は増加した。輸出数量指数は前月比▲5.3%と大幅に低下した。半導体関連財の輸出が軟調だったほか、前月に急回復した自動車輸出の反動減などが押し下げ要因となった。鉱工業生産指数は同+0.3%と2カ月連続で上昇した。
◆【家計部門】2022年12月の消費は総じて見れば前月から小幅に増加し、雇用環境は回復傾向が継続した。家計調査ベースで見た二人以上世帯の実質消費支出は前月比▲2.1%だったが、家計調査の結果を複数の統計で補正したCTIマクロで見ると同+0.1%であった。雇用関連指標のうち、完全失業率は2.5%、有効求人倍率は1.35倍といずれも前月から横ばいだった。内訳を見ると、失業者数は小幅に減少し、就業者数は増加した。新規求人数は減少したものの、均して見ると増加傾向にある。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
経済指標の要点(12/14~1/17発表統計分)
2023年01月18日
-
経済指標の要点(11/16~12/14発表統計分)
2022年12月14日
-
経済指標の要点(10/20~11/16発表統計分)
2022年11月16日
-
経済指標の要点(9/14~10/19発表統計分)
2022年10月19日
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年10月消費統計
サービスや耐久財が弱く、総じて見れば前月から減少
2025年12月05日
-
中国によるレアアース・レアメタルの輸出規制は日本の実質GDPを1.3~3.2%下押し
供給制約により、自動車産業を中心に生産活動の低迷が懸念される
2025年12月05日
-
消費データブック(2025/12/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年12月02日

