サマリー
◆2022年9月の消費は財・サービスともに前月から小幅に回復した。財消費のうち、アパレル主要2社の既存店売上高の伸び率は新型コロナウイルス感染拡大前である2019年同期比で前月から上昇した。サービス消費のうち、新幹線輸送量は2019年同期比のマイナス幅が前月から縮小した。宿泊需要や外食需要は新型コロナウイルスの感染「第7波」のピークアウトを受けて前月から回復した。
◆10月の消費は回復基調が継続したとみている。財消費のうち、百貨店大手3社の売上高やアパレル各社の既存店売上高は感染拡大前である2019年同期比で前月から伸び率が上昇した。10月の新車販売台数は前月比+14.5%と大幅に増加した。サービス関連のうち、新幹線輸送量は2019年同期比のマイナス幅が前月から縮小した。宿泊需要や外食需要は前月から回復が継続した。小売店・娯楽施設の人出は月中旬にかけて緩やかに回復した。こうした動きを反映して、サービス消費は前月から回復したとみている。
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