サマリー
◆2022年5月の家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は前月比▲1.9%と3カ月ぶりに減少した。財・サービス別に見ると、サービスは前月から横ばいだった一方、財は低調な結果となった。耐久財では部品調達難を受けて自動車が、半耐久財では大型連休後の人出の落ち込みや天候不順の影響もあって被服などの支出が減少した。
◆家計調査の結果を複数の統計で補正し、世帯の消費実態をより正確に反映したCTIミクロは同+0.5%であり、供給側統計である商業動態統計(名目小売販売額:同+0.6%)は3カ月連続で増加した。総じて見ると、個人消費は緩やかな回復ペースを維持したとみられる。
◆6月の消費はサービス消費を中心に5月から小幅に回復したとみている。7月以降も緩やかな回復基調を維持しよう。外食や宿泊、娯楽を中心にサービス消費が回復すると見込まれるが、足元では新型コロナウイルスの感染が再拡大している。厳格な感染対策が実施されれば、経済活動正常化の動きが再び停滞する可能性がある。感染状況には引き続き注意が必要だ。
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