サマリー
◆1月の消費は、新型コロナウイルス感染拡大と緊急事態宣言の再発出を受け、12月から減少したとみられる。財消費は巣ごもり需要に関連する業態を中心に堅調に推移した。他方、サービス消費は飲食店の時短営業や不要不急の外出自粛などにより大幅に減少したと見込まれる。ただし、2020年春の前回緊急事態宣言時と比べると、財・サービスともに変化は小幅に留まったとみられる。
◆【小売関連】1月の大手家電量販店の売上高は前月比+5%程度、ホームセンターは同+7%程度、スーパーは同+3%程度と増加した。感染拡大や緊急事態宣言の再発出を受けて、食品やパソコンなどの巣ごもり需要が高まっている。一方、大手百貨店の売上高伸び率は前年比3割減程度と前月からマイナス幅が拡大した。また、アパレル各社の売上高伸び率も前月から低下した。外出自粛による客数の減少等が影響したとみられる。さらに新車販売台数は前月比▲2%程度であった。
◆【サービス関連】1月の新幹線輸送量は、前年比6~8割減程度と12月からマイナス幅が拡大した。外食・旅行・娯楽関連消費と連動している小売店・娯楽施設の人出は、緊急事態宣言の対象地域だけでなく、それ以外の地域でも大きく落ち込んでいる。今後公表される1月の宿泊者数、外食売上、旅客機輸送量でも前年比マイナス幅の拡大が見込まれる。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
2020年12月消費統計
外出自粛などを受け前月から概ね横ばい
2021年02月05日
-
10都府県への緊急事態宣言の延長で経済見通しを下方修正
1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率▲7.0%に引き下げ
2021年02月02日
-
日本経済見通し:2021年1月
1-3月期は小幅な景気悪化を見込むも「二番底」リスクを排除できず
2021年01月20日
同じカテゴリの最新レポート
-
「一度出せば足りる」統計へ
公的統計のデジタル化を問う②-負担軽減の「実装」
2026年10月22日
-
2026年9月貿易統計
AI関連輸出は堅調も、原油高などで貿易赤字が継続
2026年10月21日
-
飲食料品の消費減税による消費行動への影響
買い控え・反動増は限定的。外食支援策は実態を見極めた対応を
2026年10月19日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
-
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
-
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
-
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
-
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日

