2013年09月02日
サマリー
アベノミクスの成長戦略の中では、企業ガバナンスに関する改正も検討されている。社外取締役の選任義務化に向けた会社法改正や、企業の持続的成長を促進するため、機関投資家の株主行動を規律付ける日本版スチュワードシップコードの導入などだ。
機関投資家による長期的投資を促進することで、経済成長を進め、また企業の成長に役立てようとする検討は、国際的な広がりを見せている。しかし、長期的投資がどのようなものであるかについて、共通の認識があるわけではない。
また、機関投資家による長期的投資を実現するために提案されている政策オプションにも、その実効性や実現性が疑わしいものが少なくない。
日本版スチュワードシップコード導入の暁には、機関投資家による株主権行使の詳細開示が行われるようになるかもしれないが、これが企業の持続的成長にどのように貢献できるかは、注意深く見守る必要があるだろう。

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