2024年05月23日
サマリー
◆2024年5月15日、「金融商品取引法及び投資信託及び投資法人に関する法律の一部を改正する法律」が参議院本会議で可決され、成立した。5月22日に公布されている。
◆この法律は、金融審議会公開買付制度・大量保有報告制度等ワーキング・グループ、資産運用に関するタスクフォースの提言などを実現するものである。
◆具体的には、①公開買付制度(市場内取引(立会内)の取扱い、3分の1ルールの閾値の引下げ)、②大量保有報告制度(共同保有者の範囲の明確化)、③資産運用業の高度化(ミドル・バックオフィス業務の委託、運用指図権限の全部委託)、④成長資金の供給と運用対象の多様化の実現(非上場有価証券の仲介業務の参入要件を緩和)など、多岐にわたる改正が盛り込まれている。
◆公布日から起算して1年以内(公開買付制度・大量保有報告制度については2年以内、PTS関連については6カ月以内)の政令指定日から施行される。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
市場内取引も公開買付規制の適用対象に
1/3ルールの閾値も30%に引下げ
2024年04月05日
-
大量保有報告制度の見直し
共同保有者の範囲の明確化、デリバティブ取引の取扱い
2024年04月10日
-
参入促進のための投資運用業の見直し
投資運用関係業務受託業者の制定、運用指図権限の全部委託も可能に
2024年04月17日
同じカテゴリの最新レポート
-
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
-
株主提案制度への関与を縮小する米国SEC
日本でも会社法改正の中で株主提案権の見直しを検討中
2026年08月20日
-
EUにおける株主確認制度
SRDⅡ(EU第二次株主権利指令)に基づく株主調査の概要と課題
2026年08月07日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
-
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
-
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
-
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
-
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日
国税庁が非上場株式評価の方向性を公表
簿価純資産と収益力で評価する「残余利益方式」に統一の方向
2026年09月08日
GPIF経営委員会の8月開催が意味すること
基本ポートフォリオ見直しに向けて第一歩を踏み出したのか
2026年09月01日
日米協調介入は円安の是正にどこまで効果を発揮したのか?
更なる介入の合理性は低下。レジーム転換の有無が今後の焦点に
2026年09月14日
コーポレートガバナンス・コード改訂の焦点
企業の自律的な判断と実質を伴う説明が問われる
2026年08月27日
第230回日本経済予測(改訂版)
円安・金利上昇下の日本経済と成長力強化への課題①AI活用による経済への影響、②資産市場と経済の好循環、を検証
2026年09月08日


