サマリー
◆2026年8月の完全失業率(季節調整値)は2.5%と、5カ月ぶりに上昇(前月差+0.1%pt)し、4~6月の水準に戻った。失業者数は2カ月ぶりに増加(同+10万人)したものの自発的な離職が中心で、就業者数は小幅ながら3カ月ぶりに増加(同+3万人)した。総じて見れば、雇用環境は前月から概ね横ばいで推移したとみられる。
◆2026年8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍と前月から横ばいだった。他方、新規求人倍率は2.06倍(前月差▲0.04pt)と前月から低下した。
◆先行きの雇用環境は堅調に推移しよう。労働供給が中長期的に減少していく可能性が高いこともあり、企業は高水準の賃上げなど、人材確保に向けた積極的な取り組みを続けている。ただし、雇用環境の悪化リスクは小さくない。中東情勢をめぐる不確実性は依然として高く、長期化する原油高が企業収益を悪化させ、幅広い産業で労働需要を下押しする恐れがある。
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