2020年11月24日
サマリー
◆コロナ禍を受け、地域銀行は資金繰り支援のため中小企業向け融資を増加させている。地域銀行は足元では健全性を維持しているが、将来的に中小企業向け融資が焦げ付けば、信用コストの増大により健全性が低下する懸念がある。そのような事態を防ぐためにも、地域銀行は中小企業に対する経営改善や事業再生等の支援が求められる。
◆地域銀行は将来にわたる健全性の確保が求められており、その確保に懸念のある地域銀行はその回復が重要な課題となる。自力での資金調達が難しい場合、健全性確保の手段として、改正金融機能強化法に基づく公的資金注入や、独禁法特例法に基づく経営統合を通じて資本基盤を強化する方法がある。
◆改正金融機能強化法と独禁法特例法のいずれも、審査の際に地域銀行が取引先の経営改善や事業再生等に取り組むかが確認される。地域銀行には、取引先の経営改善や地域の再生に取り組み、将来的な信用コストの増大を防ぐことが期待される。
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