「意識」の格差と金融経済教育

生活設計の必要性すら感じていない層へのアプローチも必要

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2025年09月10日

サマリー

◆日本においては、金融資産(日常的な出し入れ・引落しに備えるための預貯金以外の金融資産)を保有していない世帯が数多く存在している。金融資産保有額が少ない世帯ほど、老後の生活が「非常に心配である」と回答する割合が高い一方、「生活設計を立てていない」と回答する割合も高い傾向にある。単なる金融資産保有額の格差だけなく、「意識」の格差も存在している様子がうかがえる。

◆この意識の格差が存在する状況下において金融経済教育を提供する際には、「受講者はどのような意識を持っており、どのような情報を得たいと考えているのか」や「そもそも本当に金融経済教育を必要としている層に対してアプローチが行えているのか」といった点に留意する必要がある。

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