サマリー
政府債務は世界的に増加傾向にあるが、財政の持続可能性は必ずしも政府債務のみで決まるわけではない。例えばイタリアは2011~12年頃に債務危機を経験したが、当時の一般政府の総債務残高(対GDP比)は120%程度で、これは2025年時点の日本(同235%)よりも低く、米国(同122%)と同程度だった(IMF調べ)。危機のきっかけは債務水準そのものではなく、政府の財政運営に対する信認低下と、それに伴う国債利回りの急騰である。そう考えると、財政の持続可能性には国債が安定的に消化されることが極めて重要である。
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