サマリー
◆2025年8月の消費は7月から小幅に増加した。財消費は小幅に減少した。家電大型専門店の販売額(大和総研による季節調整値)は増加した一方、新車販売台数(同)は前月から減少した。アパレル販売額は前年比伸び率が前月から大幅に縮小した。他方、サービス消費は増加した。大阪・関西万博による需要増などを背景に新幹線輸送量は堅調に推移した。旅客機輸送量の前年比伸び率は前月から拡大し、宿泊者数は前年比でプラスに転じた。
◆9月の消費は8月から小幅に減少したとみている。財消費は横ばい圏で推移した。百貨店の既存店売上高の前年比伸び率は前月から縮小した一方、新車販売台数(大和総研による季節調整値)は前月の減少の反動で増加した。他方、サービス消費は減少した。新幹線輸送量は東海道・山陽・九州新幹線でいずれも前年比プラス幅が縮小した。9月前半の実績をもとに試算したJCBサービス指数(同)によると、サービス消費額は前月から減少した。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
2025年7月消費統計
需要側統計は強いが供給側は弱く、総じて見れば前月から概ね横ばい
2025年09月05日
-
消費データブック(2025/9/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年09月02日
-
国内旅行消費、押し上げの鍵は「分散化」
国・自治体・企業の連携で旅行の時期を分散し費用減と混雑の緩和を
2025年07月11日
同じカテゴリの最新レポート
-
経済指標の要点(10/16~11/14発表統計)
2025年11月14日
-
次世代型企業研修の最前線
対話型AIやメタバースを活用した人的資本形成の効率化・高度化
2025年11月10日
-
2025年9月消費統計
衣料品など半耐久財が弱く、総じて見れば前月から小幅に減少
2025年11月07日

