サマリー
◆2025年10月1日に公表予定の9月日銀短観において、大企業製造業の業況判断DI(最近)は+15%pt(前回調査からの変化幅:+2%pt)、同非製造業では+32%pt(同:▲2%pt)を予想する。
◆大企業製造業のうち加工業種では、生成AI向け需要が好調なことなどを背景に「電気機械」の業況判断DI(最近)の上昇を見込むほか、「自動車」の業況判断DI(最近)は小幅の上昇を見込む。
◆大企業非製造業では、米を中心とした食料品価格の上昇などを背景に、「小売」や「対個人サービス」の業況判断DI(最近)が低下するとみている。
◆2025年度の設備投資計画(全規模全産業、含む土地、ソフトウェアと研究開発投資額は含まない)は前年度比+7.5%と予想する。2025年度計画では、更新投資や能力増強投資、人手不足に対応するための省力化投資などが発現するとみている。
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