サマリー
◆2025年5月の生産指数は前月比+0.5%と2カ月ぶりに上昇したが、コンセンサスを大幅に下回る結果となった。内訳を見ると、生産用機械工業や汎用・業務用機械工業などの増産が押し上げ要因となった。経済産業省は基調判断を「一進一退」に据え置いた。
◆先行きの生産指数は、均して見れば横ばい圏で推移するとみている。米トランプ政権による関税政策(トランプ関税)の不確実性は高いが、現時点では関税政策が日本経済に及ぼす悪影響は限定的とみている。ただし、海外経済が大幅に落ち込めば輸出の減少を通じて生産指数が押し下げられるリスクがある。トランプ関税の動向は引き続き注視する必要がある。
◆2025年7月7日公表予定の5月分の景気動向指数は、先行CIが前月差+1.3ptの105.5、一致CIが同▲0.4ptの115.6と予想する。この予測値に基づくと、5月の基調判断は機械的に「下げ止まり」に据え置かれる。
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