サマリー
◆2025年5月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+3.7%と、前月から伸び率が拡大した。変動の大きい生鮮食品やエネルギーを除いた全国新コアコアCPIで見ても、前年比上昇率は+3.3%と伸び率は前月から拡大した。
◆2025年5月のコアCPIの前年比の動きを財・サービス別に見ると、非耐久消費財(除く生鮮食品、エネルギー)とサービス、半耐久消費財の伸び率が前月から拡大した。他方、エネルギーと耐久消費財の伸び率は前月から縮小した。
◆基調的な物価は前年比+2%程度で安定的に推移するとみている。エネルギー高対策などの政策要因は物価の押し下げ方向に働く。他方、米価格などの上昇を受けて他の食料品や外食といった関連品目の価格への波及が進むことで、生鮮食品を除く食料(外食を含む)価格の鈍化ペースは緩やかなものにとどまるだろう。また、人手不足の深刻化という構造的な課題を背景に、企業による賃上げの動きは続く見込みだ。それに伴う人件費の増加を販売価格に転嫁する動きも継続するだろう。
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