サマリー
◆2025年3月の消費は2月から横ばい圏で推移したとみられる。財消費は小幅に減少した。百貨店やアパレルなどの販売額が減少した。他方、家電などその他の小売は概ね横ばいだった。サービス消費は概ね横ばいで推移した。新幹線・旅客機輸送量や宿泊者数、外食関連はいずれも前年比でプラスを維持している。
◆4月の消費は3月から小幅に減少したとみている。財消費は弱さが見られた。百貨店大手3社の販売額は前年割れが続いている。JCBの家電消費額(大和総研による季節調整値)は前月から減少した。サービス消費は概ね横ばいで推移した。東海道・山陽・九州新幹線の輸送量は前年比の伸び率が前月から小幅に拡大した。他方、JCB宿泊消費額(同)とJCB外食消費額(同)は減少した。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
2025年2月消費統計
気温低下がプラスに働き、総じて見れば前月から増加
2025年04月04日
-
消費データブック(2025/4/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年04月02日
-
2025年1月消費統計
サービスはやや強いが耐久財が弱く、総じて見れば前月から減少
2025年03月11日
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年3月雇用統計
失業率は上昇するも、求人倍率が上昇するなど雇用環境は悪くない
2025年05月02日
-
2025年1-3月期GDP(1次速報)予測 ~前期比年率+0.5%を予想
外需が下押しも内需は堅調/小幅ながら4四半期連続のプラス成長
2025年04月30日
-
2025年3月鉱工業生産
自動車工業や電気・情報通信機械工業など10業種が前月から低下
2025年04月30日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
トランプ関税で日本経済は「漁夫の利」を得られるか?
広範な関税措置となっても代替需要の取り込みで悪影響が緩和
2025年03月03日
-
地方創生のカギとなる非製造業の生産性向上には何が必要か?
業種ごとの課題に応じたきめ細かい支援策の組み合わせが重要
2025年03月12日
-
中国:全人代2025・政府活動報告を読み解く
各種「特別」債で金融リスク低減と内需拡大を狙う
2025年03月06日
-
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日
-
2025年の日本経済見通し
1%台半ばのプラス成長を見込むも「トランプ2.0」で不確実性大きい
2024年12月20日
トランプ関税で日本経済は「漁夫の利」を得られるか?
広範な関税措置となっても代替需要の取り込みで悪影響が緩和
2025年03月03日
地方創生のカギとなる非製造業の生産性向上には何が必要か?
業種ごとの課題に応じたきめ細かい支援策の組み合わせが重要
2025年03月12日
中国:全人代2025・政府活動報告を読み解く
各種「特別」債で金融リスク低減と内需拡大を狙う
2025年03月06日
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日
2025年の日本経済見通し
1%台半ばのプラス成長を見込むも「トランプ2.0」で不確実性大きい
2024年12月20日