サマリー
◆2025年2月の消費は1月から小幅に減少したとみられる。財消費は小幅に減少した。百貨店やアパレルの販売額が減少した。その他の小売は概ね横ばいだった。サービス消費も小幅に減少したが、旅行需要などが1月に大きく増加した点を考慮すると堅調に推移したとみられる。前年比で見ると、新幹線・旅客機輸送量や宿泊者数、外食関連はいずれも増加した。
◆3月の消費は2月から横ばい圏で推移したとみている。財消費は横ばいだった。天候不順の影響で、百貨店やアパレルの販売額は前年割れとなった。他方、JCBの家電消費額(大和総研による季節調整値)は前月から増加した。サービス消費は概ね横ばいで推移した。新幹線輸送量は前年比でプラスを維持しているが、伸び率は前月から縮小した。他方、JCB外食消費額(同)は小幅ながら2カ月ぶりに増加した。
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