サマリー
◆2025年1月の家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は前月比▲4.5%と4カ月ぶりに減少した。また、複数の需要側統計を用いて補正した世帯消費動向指数(CTIミクロ)で見た実質消費は同▲2.5%であった。供給側統計である商業動態統計では、CPIの財指数で実質化した小売販売額は同▲0.5%と2カ月連続で減少した。総消費動向指数(CTIマクロ)は同▲0.1%であった。1月の個人消費は前月から減少したと判断される。物価上昇で実質値が押し下げられている点を考慮しても弱さが見られた。
◆他方、2025年2月の個人消費は前月から小幅増加を示すデータも出ており、3月以降は所得環境の改善などを受けて緩やかに増加するとみている。ただし、物価の上振れリスクには引き続き注意が必要だ。賃上げが物価上昇に追い付かず実質賃金が低下し続ければ、個人消費の回復を妨げるだろう。
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