サマリー
◆2025年1月の消費は24年12月から増加したとみられる。財消費は増加した。特に、新車販売台数(大和総研による季節調整値)や百貨店の販売額などが増加した。サービス消費も増加した。年末年始の日並びの良さから旅行需要が増加したとみられ、旅客機輸送量や宿泊者数が大きく増加した。新幹線輸送量や外食関連も堅調に推移している。ただし、中国などの春節期間中のインバウンド消費が売上全体を押し上げた。その点を割り引いて見ても個人消費は財・サービスいずれも好調だった。
◆2025年2月の消費は1月から小幅に増加したとみている。財消費は小幅に増加した。百貨店やアパレルでは季節商品の販売が引き続き好調だった。新車販売台数(大和総研による季節調整値)やJCBの家電消費額(同)も堅調に推移した。サービス消費は概ね横ばいで推移した。前月大きく増加した旅行需要に反動減が見られたが、均して見れば堅調に推移したといえる。JCB外食消費額(同)は小幅ながら4カ月連続で増加した。
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