サマリー
◆2024年12月の消費は11月から横ばいで推移したとみられる。財消費はまちまちだった。新車販売台数(大和総研による季節調整値)や家電の販売額などが減少した。他方、前月に続いて気温の低下により、百貨店やアパレルでは季節商品の販売額が増加した。サービス消費は好調だった。年末年始の日並びの良さから旅行需要が増加したとみられ、旅客機輸送量や宿泊者数が増加した。新幹線輸送量や外食関連も堅調に推移している。
◆2025年1月の消費は24年12月から小幅に増加したとみている。財消費は堅調に推移した。百貨店やアパレルでは春物の販売額が好調だった。前月落ち込んでいた新車販売台数(大和総研による季節調整値)やJCBの家電消費額(同)は増加に転じた。サービス消費は増加した。前月同様に年末年始の日並びの良さから旅行需要が増加したほか、中国の春節によりインバウンド消費も拡大した。他方、JCB外食消費額(同)は2カ月連続で減少した。
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