サマリー
◆2024年11月の消費は財・サービスともに10月から増加したとみられる。財消費では、気温の低下により百貨店やアパレルなどで季節商品の販売が好調だった。他方、新車販売台数(大和総研による季節調整値)は一部工場停止の影響で減少した。サービス消費では、新幹線と旅客機の輸送量は概ね横ばいだった一方、宿泊関連と外食関連は好調だった。
◆2024年12月の消費は11月から概ね横ばいで推移したとみている。月前半は小幅に減少した一方、後半は年末の日並びの良さからサービス消費を中心に増加した。財消費はまちまちだった。百貨店大手3社やアパレル大手しまむらでは、11月に引き続き季節商品の販売が好調だった。他方、新車販売台数やJCBの家電消費額(大和総研による季節調整値)は減少した。サービス消費では、月前半はJCB宿泊消費額(同)が減少し、新幹線輸送量やJCB外食消費額(同)は横ばいだった。月後半は、旅客機輸送量が年末にかけて増加した。
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