サマリー
◆2023年9月の消費は前月から小幅に減少した。財消費のうち、百貨店商品販売額やアパレル販売額は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比で前月からマイナス幅が拡大した。新車販売台数は前月から減少した(大和総研による季節調整値)。サービス関連のうち、新幹線輸送量や旅客機輸送量は2019年同月比で前月から伸び率が横ばいだった。宿泊者数や外食売上高は前月から伸び率が上昇した。
◆2023年10月の消費は前月から増加したとみている。消費増税前の駆け込み需要の反動減で19年水準が低い点には留意が必要だが、財消費のうち百貨店大手3社の既存店売上高やアパレル大手3社既存店売上高は、2019年同月比で前月から伸び率が上昇した。新車販売台数は前月から増加した。サービス消費のうち、東海道と山陽、九州新幹線の輸送量は2019年同月比で前月からマイナス幅が縮小した。宿泊消費額は前月から増加した。移動人口の動向を見ると、月下旬には2019年同月を5%程度上回って推移した。
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